最近見た番組で良かったものをいくつか羅列します。
「ニュースウォッチ9」
いくつかの保育園などで行われている「あいうベー体操」を紹介していました。
「あ、い、う」を、口を大きく動かしてはっきり言ったあと、
「ベー」と舌を出します。
これを日々、何回かすると、風邪やインフルエンザにかかりにくいそうです。
舌をはっきり動かすことにより、舌が不要な口呼吸をしなくする状態をつくり、鼻呼吸に誘うようにする仕組みだそうです。
鼻呼吸が、菌を体に取り込みにくくするようです。
これを実践している園と、その周辺の園とで、羅漢数が大幅に違っていました。
ニュースウォッチ9は、司会のお二人が美男美女で目の保養になりますね。くだらないことですみません。
いい情報を流してくださいますね。
この前、1年前にISに殺されてしまった後藤健二さんのことも放送していました。
殺され方があまりに無残で、
私は、どこかで思い出してはいけないことのようにも感じてしまっていたかも知れません。
でも、そうでない。生きていた後藤健二さんが残したものを大切に受け継いでいくことが大切だ、と改めて思い出しました。
後藤健二さんが亡命を助けた、イラク?シリア?忘れたけれど、中東の女性のインタビューもありました。
自分の命をかけて、人々の命を守った後藤さん。
後藤健二さんの本を読んだり広めたり、人道支援に寄付したりしないとなぁ、って思いました。
②「欲望の資本主義2017」
いろんな立場の人が話をしていました。
アメリカの、ノーベル賞もとった経済学者や、
チェコの経済学者や、
アメリカの投資家や、
フランスのエマニュエル・ドットさんだったかな?とか、
日本の経済学者や、
企業のトップの人。
名前を忘れてすみません。
面白かったです。
大方の見方として、今の政府とか経済のやり方では続かない、という感じでした。
それに楽観的か、悲観的か、はたまた、良いか悪いかはあまり考えないかは、それぞれ違いましたが、
新しい経済学が必要なようです。
市場が自然と均衡するという、「神の見えざる手」の神はいない。
③「アンビリーバボ」
アメリカであった、「クレイジーラブ」と呼ばれる、ある男女の愛の結末を紹介していました。
ストーカーが、交際相手だった女性に危害を与え、刑務所に入れられました。
保釈中に、女性がそのストーカーに会います。
その時に、男性は女性に求婚し、女性は受け入れます。
ざっくりいうと、とても受け入れたくないストーリーですし、
今ストーカーに苦しめられている、苦しめられた人には、辛い話かも知れないですし、
ストーカーが、この実話を知って、変に希望を持っては危ないので、
気をつけなくてはいけません。
私も、息子と番組を見ながら
ストーカーに対し、憎悪を募らせ、ストーカーのせいで、安心や仕事や恋人も失う女性に同情し、
「ダメだ!保釈中のやつと会ってはいけない!」と言ってハラハラしていたのですが、
予想外の結末を見て、
でも、良かった、と思いました。
女性(リンダさん)が幸せならいいんです。
あったことよりも、今からの幸せを考える、というリンダさんの強さが素晴らしいな、と思いました。
ストーカーを受け入れられたのは、
刑務に服しているうちに容疑者が成長し反省したことや、
他の男性は、リンダさんと付き合っても、傷を見ると離れて行ったけれども、容疑者は、その傷を見ても、リンダさんの美しさを感嘆していたこと、
などもあると思います。
ちょっと話は変わるのですが、最近、
中野信子さんの「サイコパス」という本を読んで、
このストーカーは、サイコパスだったかもな、と思います。
それで、女性のほう、リンダさんもサイコパスなのかもな。
サイコパス同士惹かれあいやすいそうです。
自分の幸せのために率直に進む、
そういうの、いいかもな、と思いました。
④「ザ・プロファイラー ワンガリ・マータイ」
アフリカで木を植える「グリーンベルト運動」をすすめたひとで、日本語の「もったいない」を褒めてくれたことでも、知られる、ノーベル賞受賞者です。
ところどころ見ただけですが、
女性が何かをすると、批判や脅迫にさらされ、蔑まれる。その中で、やり抜いた人、素晴らしいな、見習わなくてはな、と思いました。
葬儀に、「木を使わないで」遺言し、
棺を燃やすのにも、薪でなくガスが使われたそうです。
この、薪でなくガスを使うのがエコ、という感覚は、
日本と反対だな、
と思いました。
本当、日本は、もっと、木を使う生活に変えていかないと、勿体無いですよね。
身近に資源が余っている。というか、手を入れないことで、資源が資源でなくなっていっている。
身近な資源を無駄にして、外国の資源を枯渇させている。
日本をどうにかしないと。
マータイさんみたいな人が日本に出たら良いな、と思いました。
人任せにせずに、自分がなればいいのにね。
⑤Eテレの「アラビア語」
今やっているシリーズは、もう数年間同じのを半年ごとに再放送しています。
メジャーな中国語などの言語に比べて、マイナーな言語の番組は、作成費用も少ないだろうし人材も少なくて、再放送が多くなるのでしょう。
でも、繰り返しの放送に耐える、素晴らしい番組です。
生徒役の渡部陽一さん(戦場カメラマン)のゆっくりとした語り、(倍速にしてちょうど良いくらい)
先生役のエバさんとオサマさんも、やはり、分かりやすくするためか、ゆっくりした語りなのが、
この番組独特のリズムとなっています。
スキットドラマのモハンマド役の俳優さんかっこいいです。
この方もスタジオにいらしてくださる回があったら良かったのに。
渡部さんとランプの妖精ジンさん(本名はハリールさんというらしい)の掛け合いが面白い。
渡部さんとジンの冒険スキット部分、ゆるいCGを使ったドラマが好きで、
テキストを買えば、その部分のセリフも載っているかなと期待して購入しましたが、載っていませんでした。
スキットは、エバ博士とモハンマドさんの冒険だけでした。
もちろんその部分も大切なのですが。
番組の終わりは、NHKのアラビア語学習ではおなじみの、カリーマさんによる文化紹介。
語学に興味のない人には、この部分だけでも見ると、きっと教養が高まるでしょう。
4月からも再放送しれくれるかな?それとも新しい番組が作成されたのかな?
それでも良いけれど。
アラビア語の素敵な言い回しの1つをご紹介します。
「インシャー・アッラー」
「きっと」「たぶん」「そうなりますように」
といった意味で使われます。
直訳すると「もし神が望まれるなら」ということ。
人にはわからない、どうしようもない世の中で、そうなるだろう、と断言できない、全て神任せ、という、謙虚さが良いです。
謙虚でありながら、そうなるといいね、という、相手への温かい言葉にもなったり、いろんな場面で使える便利言葉みたいです。
# by hspringcomes | 2017-02-05 12:28 | テレビ・ラジオ番組感想